気付いたら外国で宗教に勧誘されていた(?)件[ワーホリ]
こんにちは。せかすみです。
今日もニュージーランドにいた頃の話をしていこうと思います。
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オークランドの語学学校に通い始めしばらくした頃の話なのだが、最寄りのバス停が同じのインド系のお婆さんがいて、その日も同じバス停で降りたのだけど重たそうな荷物を持っていたので、声をかけて代わりに荷物を家まで送り届けさよならを言おうとするとお婆さんに
"御礼に連れて行きたいところがある"
と言われたので、週末の朝に会うことになった。
週末になり、お婆さんの家に着きチャイムを鳴らすとおばあさんが出てきたのだが、準備がまだだからと家の中で待つことになった。家の中に入るとお婆さんの家族らしき方が大人から小さい子までたくさんいて、軽く挨拶と自己紹介をしてソファに座って待っているとそれから少ししてお婆さんの支度が終わり家族の方に挨拶してバス停に向かった。
バスに乗ったのだが、この時私はどこに向かっているのか全く知らない状態で見当もついていなかった。お婆さんに連れられるがまま付いていくと気づいたら今まで来たことのない地域に来ていた。
その地域はオークランドの中心地とはまた違った雰囲気で、人気がなくなんだかエキゾチックな異国感がぷんぷんしていた。その中にあるマートに入り買い物をしたあと、何やら教会みたいなところに行き着いた。そこにはたくさんの人がいてお婆さんと一緒に建物の中に入ってやっと私は悟った
これはヒンドゥー教の寺院だと
どうやらマートで買っていたのは御供物で、建物の中はというとお花やたくさんの人形が飾られており不思議な匂いが漂っていた。大きな部屋に入ると首飾りのような見た目の数珠を渡され、中にいる人たちに倣って床に座り一番前に座っている人の話を聞いた後、周りの人が数珠を手に垂らし、何かを唱え始めた。私はなんせ初見だったので戸惑ったが、なんとか周りの人に倣って一緒に唱えた。
"ハリークリシュナハリークリシュナハリーハリー ハルラーンハルラーンラーンラーンハリーハリー"
と一回言い終わる度に数珠を一個数え数珠を全て数え終わると108回唱えたことになる感じのようだ。
全ての儀式が終わった後に昼食を配給していたのでご馳走になった。ちなみに内容はカレーと豆のコロッケみたいなものと黄色くて丸いお菓子(ラドゥというらしい)だった。どれも今まで食べたことのない味だったのを覚えている。
昼食を食べ終わるとお婆さんとバスに乗り家路に着いたのだが、お婆さんとの交流はそれきりだった。
なんだか不思議な出来事だったが日本で生まれ育ったと言うこともあり、ヒンドゥー教とは縁もゆかりもない人生を送ってきた私にとって新しい価値観に少しだけ触れられていい経験だった。
お婆さん元気にしてるかな。
お付き合いありがとうございました。
ではまたっ。
